そこで出てくるチャートは、典型的な教書的なチャート。
しかしながら、こうした典型的なチャートは、
現実の相場ではなかなかお目にかかることができません。
教科書に出てくるようなチャートというのは、
おそらくは年に1~2度お目にかかるかどうかというくらいの
出現頻度ではないでしょうか?
そんな事情もあって、教科書に出てくる典型的なチャートは、
最近の相場からではなく、1年前2年前のチャートから、
探していることも多いのです。
でも、そんなに典型的チャートが出てこないというのでは、
そもそも相場にはチャンスがないということではないか?
と思われるかもしれません。
そう。
その通りなのです。
相場には、そんなにチャンスはないと考えていいのです。
スイングトレードで考えた場合には、チャンスというのは、
感覚的には1か月に2-3度あればいいという感じ。
そうだとすると、年間だと24回から36回だということになります。
日経平均がどういうところにあるかによって、
チャンスの質は変わってくるのですが、
以下に、チャンスの種類について大まかに書いてみます。
(上昇相場)
・75日線を抜けていくときのチャンス。
・トレンド転換をするときのチャンス。
・高値パーティションを抜けていくときのチャンス。
・持合い放れのときのチャンス。
・25日線を割っていくときのチャンス(売り)。
(下降相場)
・75日線を割っていくときのチャンス。
・トレンド転換をするときのチャンス。
・安値パーティションを割っていくときのチャンス。
・持合い放れのときのチャンス。
・25日線を抜けていくときのチャンス(買い)。
爆あげ狙いのような例外的な狙いを別にすると、
おおざっぱにチャンスは、これですべて、全部で10個です。
あとはこれらのバリエーションでしかありません。
そして、それぞれのチャンスに、ふさわしいチャートの典型例が
あるのだと思います。
これらの典型例が年に1~2度現れるとすれば、
チャンスの数だけ10個の典型例があるわけですから、
年間全体で10~20回くらいのチャンスになるのではないでしょうか?
これと例外やバリエーションをも含めたら、
年間大体24~36くらいのチャンスの回数がある、というのは、
スイングのチャンスの肌感覚とも大体のところ合致します。
ということで、デイトレならまだしも、
数日間保持しようとか、トレンドを取ろうというスイングトレードなら、
毎日毎日チャンスがないのは当たり前のことで、
決して焦るべきではないのがわかると思います。
待つも相場とはよく言ったものです。
仕掛けるチャンスの時より、待っているときの方が長くて当たり前。
チャンスを見つけられない自分が悪い・・・なんて思うことはありません。
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