中にはそうでない方もいるかも知れませんが、
少なくとも私に関しては、そうです。
「副業で大きな利益」とか、
「パソコンの前に30分いれば」とか、
少なくとも、トレードはそんなものではありません。
ちょっと勉強した程度では損ばかりになります。
相当に修行しても、まあトントンが精一杯。
”無傷”のまま成長してずっと利益を出し続けるなんてのも、
あり得ないと思います。
ある程度(瀕死にならない程度)の傷は、確実に必要です。
傷を負わないとわからないことがあるのです。
トレードに関して、教える立場の方々はみな、
「誰でもきちんと学べば儲けられるようになる」
と言ったり、書いたりします。
そして、それを聞いて生徒や読者が集まります。
「誰でも・・・」のコトバ自体は本当です。私もそう思います。
信じていいとは思います。
でも、「きちんと学ぶ」に込められた重さを、
生徒や読者にうまく伝えるのは至難の業だと思うのです。
どれだけの生徒や読者が、これをきちんと理解して学ぶのか。
トレードで学ぶ必要があるのは3つだけです。
1.正しく(仕掛けのポイント)入れるようにすること。
2.利益は、しかるべきポイントまでじっくり伸ばすこと。
3.損は、しかるべきポイントですぐに切ること。
テクニカルの勉強は、この3つができるようになるための前提です。
「まずは、どこかポイントなのか知ろう」というのが、
テクニカルを学ぶ目的です。
売買ポイントを現実のチャートから発見する力は、
ここでしか養われません。
このことは、どのテクニカル手法であっても同じです。
テクニカルなくして、
毎日相場とにらめっこして、分足チャートを追いかけるだけでは、
イメージで「何となく上がりそう(下がりそう)」というくらいしか
わかりません。
そして、そのイメージは必ずと言っていいほど間違っているのです。
相撲に例えると・・・
テクニカルを勉強して、やっと土俵に上がれるレベルです。
ド素人では、国技館の土俵どころか、相撲部屋のけいこ場でさえ、
相手の力士を動かすことすらできないでしょう。
(よく芸能人がテレビ番組の中で相撲部屋訪問とかいって、
ためしにまわしをつけて力士に挑戦している・・・
あんな感じです。)
相場は、国技館の土俵と同じです。
序の口、序二段・・・とはいえ、
必死に上を目指してけいこをしている力士たちです。
2-3カ月の練習をした程度の素人には、
絶対に負けないでしょう。
そう思いませんか??
相撲でなくても、普通の社会人、サラリーマンでも、
その仕事のプロといわれる人たちは、
みな、相当の修行、努力を経て現在に至っているはずです。
トレードだって同じなのだと思います。
トレードをやるなら
真剣に、全身全霊でテクニカルを勉強しましょう。
少なくとも、高校や大学の入試のときに出した力は
出しましょう。
そのためには・・・
「余った時間でトレードでもやってみるか」なんて
軽い気持ちじゃだめなんです。
「絶対にトレードで成功したい。必ずやってやる。」
と、鉄の信念で思わないと。
高校、大学の入試のとき、
「まあ、ちょっと試験勉強でもするか・・・。
ダメならダメでそんとき考えればいいや・・・。」
なんて思いましたか??
そんな考えじゃ受からないよって思いませんでしたか?
トレードは、まずは勉強です。
実戦も必要ですが、まずは全身全霊を込めた勉強。
そんな勉強が必要だと理解すること。
トレーダーの最初の要件です。

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