損切りこそトレード人生
損切りできなきゃ株トレードをやる資格はない。切って切って切りまくらなきゃトレードじゃない。
3/11 震災から一年
1年前のそのときは、小さな揺れから始まりました。
「ん?地震か?」
揺れはすぐに大きくなりました。

東京の自宅マンションでトレードの真っ最中だった私は、
PCの机を離れ、玄関ドアを開けに行きました。
マンションだと、それが必須だと思ったのです。

そして、玄関扉の取っ手を持ったまま、
大きな揺れに耐えました。

「もしかして、これが大震災か?」と思いました。
これまで経験のない揺れでした。

が、命の危険を感じるというほどではなかったので、
部屋に戻ってテレビを見ると、
「宮城で震度7・・・」とのこと。
どの局も、一斉に報道していました。
(最初の報道は「震度6」だったかも知れません。
 記憶も定かでなく。すいません。)

もう収まるのかと思っても、まだ揺れていました。

トレードの画面を見ると、
指標と言わず、銘柄と言わず、
どの「分足」チャートにも、大きな大きな陰線。
一瞬で下に行った、
恐ろしいほど細く、恐ろしいほど一直線の陰線です。

画面上のすべてのチャートが、
そんな陰線でおおわれた様子は、
まるで五月雨のようでした。

あの光景は今でも忘れられません。

そして、その陰線の先は、
ヒゲになったり、実体に飲み込まれたり、
激しく乱高下しています。

私は、その日、ある一つの銘柄を追いかけていました。
地震発生時にポジションはありませんでした。

まだ揺れていました。
(これも定かではありませんが、そう感じていました。)

とりあえず、大引けまでに買い戻すつもりで「売り」。

そして、今一度、
開けたままにしてある玄関ドアに戻りました。

揺れは収まったようでした。
廊下には、それぞれの住戸から住人が出てきて、
不安そうな顔で外を眺めています。

「東北に大地震が来たみたいです。
 テレビでやってましたよ。」
そう言うと、みな驚いたようで、
「東北か。。。でも、大きかったよね。」

15時直前。
私は画面に戻り、さきの銘柄を買い戻しました。
そこそこの利益になりました。
持ち越していれば、もっと莫大な利益になりましたが、
そんなことを考える余裕はありませんでした。

来週のことなど、どうなるかわからない・・・。
と思っていました。

テレビを見ていると、停電や断水など、
ライフラインのことも心配になり、
ともかく、ポジションははずしておいた方が安全だ、
と確信してしまったのでした。

震災のその後は、誰もが知っての通りです。

予想だにしなかった大津波の映像。
爆発する福島原発・・・。

日本中が、不安と怒りに揺れ動きました。
私も、毎日気が気でなく、
トレードをする気が起きませんでした。

しかしながら、何日も放心状態でいられるわけもなく、
「不安でいても何も生まれない。
 自分は自分にできることを精いっぱいやろう。」
そんな思いで、チャート画面に向かって行ったのを
思い出します。

1年経つと、
「日足」のチャートにある震災の痕跡は、
あまり見ることもなくなりました。

でも、日経平均の「週足」「月足」をみれば、
震災の大陰線も、大きなトレンドの中のひとつとして、
チャートの中に組み込まれています。

チャートは本当に凄い、と思います。
すべての人間の活動や思い、環境までをも織り込んで、
その痕跡を着々と残しながら、
大きな流れを作っていくのです。

被災地は、いまだ先が見えない状況です。
残された問題は、あまりにも多く大きく、
日本に影を落としています。

私は、トレーダー=チャート人として、
自分の営みをひたすらに続けていこうと思います。

そのためにも、今日は、”合掌”です。

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コメント
コメント
はじめまして
少し遡って読ませてもらいました。

損切りを前面に押し出すスタイルに
真摯な姿勢を感じました。

きっと大きく利益を出されることも
あるのでしょう。

でも、奢りを感じない文章は
きっとお人柄なんでしょう。

良いブログですね。

また読ませてもらいに伺います。
2012/03/12(月) 02:05:33 | URL | 通りすがりです #- [ 編集 ]
Re: はじめまして
コメントありがとうございます!

そうおっしゃっていただけると、
ホントにやる気が出てきます。

残念ながら、それほど大きな利益は取れません。
たまーーーーに・・・です。

損切りがあって、それを少し上回る利益が出て、
トータルでどうにか利益にはなっていて、
それを何度も何度も回転させている、
そんなイメージです。

今日の前場も、何度か「損切り」になりました。
毎日、こんな感じでやっています。

今後とも、よろしくお願いします。
2012/03/12(月) 12:22:32 | URL | chinsuke #- [ 編集 ]
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